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第ニ部「中原逐鹿」第十九集
時代背景:時代背景:198年(建安3年)
[呂布]は死に、
[曹操]は、《徐州》をついに完全に手中に収めて、調子に乗ってきたようです。
[荀ケ]はこっそり、[許チョ]に命令し、色恋に酔いそうになった[曹操]のために、
[貂蝉]を暗殺する事をしそうになります。
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しかし[貂蝉]は、[曹操]に辱めを受けるくらいならばと、
彼女もその後を追ってしまうのでした―。
この頃、『袁紹軍』と『公孫サン軍』が戦いを繰り広げており、
《幽州》が[袁紹]の領地になることが見えてきていました。
さらに、[曹操]が[呂布]の次に彼が狙っていたのは[劉備]です。
[曹操]は《許昌》への撤退を動こうとしていたものの、
[劉備]をどう処遇すべきか考えていました。
[荀ケ]は彼を利用すべきと、そして[郭嘉]は“徐州牧”にすべきと意見、
さらには《徐州》の民もそれを望んでいるのだとか。
しかし[曹操]はそれを気に入らず、[劉備]の人徳を危険視して、
《許昌》へと連れて行こうとします。
皇帝に謁見する事ができるという言葉で、
ついに都へとやってくることになった[劉備]。
そして、[劉備]が皇族であるという事を知った[献帝]。
[劉備]には官職が与えられるほど気に入られたようです。
この出来事に[曹操]は気に入らなかったようで、
一層警戒をするようになったのでした。
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[曹操]は、[献帝]を誘い、狩りに出ることになります。
よもやこの狩りの最中に暗殺されるのではないかと、気が気でないような皇帝。
そしてそれに付き従っている[劉備]。
しかしこれは、[曹操]からのいわゆる警告と様子見であり、
泳がされてしまう[劉備]。
それはあたかも、[曹操]の手の内で踊らされている、ともいえる状況でしたが―。
このエピソードの注目点
「[劉備]を危険視する[曹操]」
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ただ、この時代“劉”と名の付く人は沢山おり、
群雄勢力となっていましたので、[劉備]。
[曹操]からしてみれば、ただのわらじ職人が皇帝の血族を名乗り、
人信を集めていることを気に入らなかったようで。
注目の人物
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[許チョ 仲権]
西暦?年〜?年
吹替:宝亀克寿
元々は『黄巾党』勢力であったとも言われていますが、
[曹操]が、《エン州》を攻めた時に彼の配下に下った人物で、
[曹操]の最期までその護衛を務め、更に『魏』建国後の武将としても活躍したという、
[曹操]からかなり信頼されていたとのことです。
かなり大柄な体で、ぼんやりしていたものの、戦では頼りになっていたのですが、
結構失敗も多かったのだそうです。
それが『魏』の五大将軍に入っていない理由でしょうか。
このエピソードでは[荀ケ]の命令で、色恋に酔いそうになった[曹操]のために、
[貂蝉]を暗殺する事をしそうになります。(その前に自殺されてしまいますが)
その他、[袁紹]の元から下ってきた、[許攸]を怒りに任せて殺害してしまったりなど、
失敗する度に[曹操]からおしおきされていますが、
最期まで信頼されていたようです。
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