三国志 Three Kingdoms 第19話 「曹操・劉備の暗闘」


三国志 Three Kingdoms 第18話 「呂布の死」



「ご先祖は立派なのに、寡人の代になり、奸賊が実験を握り、国が傾いた。
実に嘆かわしい。
[曹操]が朝廷を牛耳り、寡人には何の力もない。
[劉備]は英雄で漢室の末裔、得難い存在だ。」

―[漢献帝 劉協]



第ニ部「中原逐鹿」第十九集

時代背景:時代背景:198年(建安3年)


[呂布]は死に、

[曹操]は、《徐州》をついに完全に手中に収めて、調子に乗ってきたようです。

[荀ケ]はこっそり、[許チョ]に命令し、色恋に酔いそうになった[曹操]のために、

[貂蝉]を暗殺する事をしそうになります。




しかし[貂蝉]は、[曹操]に辱めを受けるくらいならばと、

彼女もその後を追ってしまうのでした―。


この頃、『袁紹軍』と『公孫サン軍』が戦いを繰り広げており、

《幽州》が[袁紹]の領地になることが見えてきていました。

さらに、[曹操]が[呂布]の次に彼が狙っていたのは[劉備]です。


[曹操]は《許昌》への撤退を動こうとしていたものの、

[劉備]をどう処遇すべきか考えていました。

[荀ケ]は彼を利用すべきと、そして[郭嘉]は“徐州牧”にすべきと意見、

さらには《徐州》の民もそれを望んでいるのだとか。


しかし[曹操]はそれを気に入らず、[劉備]の人徳を危険視して、

《許昌》へと連れて行こうとします。

皇帝に謁見する事ができるという言葉で、

ついに都へとやってくることになった[劉備]。


そして、[劉備]が皇族であるという事を知った[献帝]。

[劉備]には官職が与えられるほど気に入られたようです。

この出来事に[曹操]は気に入らなかったようで、

一層警戒をするようになったのでした。




[曹操]は、[献帝]を誘い、狩りに出ることになります。

よもやこの狩りの最中に暗殺されるのではないかと、気が気でないような皇帝。

そしてそれに付き従っている[劉備]。


しかしこれは、[曹操]からのいわゆる警告と様子見であり、

泳がされてしまう[劉備]。

それはあたかも、[曹操]の手の内で踊らされている、ともいえる状況でしたが―。




このエピソードの注目点
「[劉備]を危険視する[曹操]」



ただ、この時代“劉”と名の付く人は沢山おり、

群雄勢力となっていましたので、[劉備]。

[曹操]からしてみれば、ただのわらじ職人が皇帝の血族を名乗り、

人信を集めていることを気に入らなかったようで。


注目の人物



[許チョ 仲権]
西暦?年〜?年

吹替:宝亀克寿

元々は『黄巾党』勢力であったとも言われていますが、

[曹操]が、《エン州》を攻めた時に彼の配下に下った人物で、

[曹操]の最期までその護衛を務め、更に『魏』建国後の武将としても活躍したという、

[曹操]からかなり信頼されていたとのことです。


かなり大柄な体で、ぼんやりしていたものの、戦では頼りになっていたのですが、

結構失敗も多かったのだそうです。

それが『魏』の五大将軍に入っていない理由でしょうか。


このエピソードでは[荀ケ]の命令で、色恋に酔いそうになった[曹操]のために、

[貂蝉]を暗殺する事をしそうになります。(その前に自殺されてしまいますが)


その他、[袁紹]の元から下ってきた、[許攸]を怒りに任せて殺害してしまったりなど、

失敗する度に[曹操]からおしおきされていますが、

最期まで信頼されていたようです。

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三国志 Three Kingdoms 第20話 「劉備、命を受ける」
三国志 Three Kingdoms 第20話 「劉備、命を受ける」

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