「曹操」の従兄弟(ただし血縁関係は無い)であって、魏の英雄の一人と言われる武将で、
彼の子「曹丕」にまで仕えています。
「夏候惇」、「夏侯淵」などと同じ「曹操」の古参の武将で、
豪胆にして、武芸に通じる武人です。
彼の来歴は、「曹操」と共にあり、「董卓」討伐の時代から活躍が見られます。
彼の最も有名な活躍は、211年の『宛城の戦い』
そして、『蜀』の「関羽」との戦いである『樊城の戦い』でしょう。
「曹仁」はこの戦いで、軍神「関羽」を水攻めで倒しています。
その後、「曹操」の息子である「曹丕」が王位についても活躍。
『魏王朝』が成立してからは、『濡須の戦い』などに参加しています。
223年に56歳で死去。
晩年は、大将軍・大司馬にまでなっているのです。
彼なくして、《樊城》は「関羽」の手から守る事はできなかったと、
そう言われています。
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