三国志 Three Kingdoms 第5話 「三英傑、呂布と戦う」


三国志 Three Kingdoms 第4話 「関羽、華雄を斬る」



「今回、十八鎮諸候が集まったのは、
国のために賊を討つという義心からではありません。
皆天下の乱れに乗じて、領土を広げたいだけなのです。」
―[袁術 公路]



第一部「群雄割拠」第五集

時代背景:190年(初平元年)『虎牢関の戦い』


『反董卓連合軍』が危うい連語を保ちつつも、都《洛陽》に迫る中、

[董卓]は養子にして、最強の配下である[呂布]を解き放つのでした。

これを前に連合軍は―?

そんな事など甘く見ているかのように、[袁紹]や[袁術]は兵糧の供給を怠り、

上洛の野心さえ抱いているのでした。


[曹操]は[袁紹]に、連合軍優勢であると士気を高めさせ、

一気に『虎牢関』を抜くことを考えます。

そのような頃に宴を開いている[袁紹]に疑問を持つ[劉備]。

孤立した[孫堅]を危惧するのです。

早くも分裂状態の連合軍となってしまいました。


[董卓]は自ら[呂布]とともに出陣。

自ら攻めてきた[呂布]に、勇猛な武将たちは次々と討ち取られる中、

連合軍の団結はあっという間に崩壊。

呆れた[曹操]は、[劉備]の元を訪れますが―。


[呂布]の首を置き土産とし、

かかんに三兄弟で彼に挑む[劉備][関羽][張飛]。

しかし[呂布]は、一対三の激しい戦いにも応戦。



息をつく間もないような死闘を演じ、彼は一時撤退。


この三兄弟の決闘ぶりに、連合軍は士気が上がり、一気に軍を出し、

『董卓軍』を追撃し《虎牢関》を落とします。


宮中で苦渋を舐め続けている[王允]らは、

このまま[董卓]が滅ぼされればと考えますが、

依然として『董卓軍』が優勢。

さらには大胆にも、独断でその日の内に《長安》に遷都しようとするのです。




この暴虐ぶりに官僚達は狼狽せずにいられませんが、

意見する邪魔者を抹殺し、この遷都を強行するのです。


《洛陽》は何も残さないよう焼き払われ、全てを焦土にされていまいます。

しかし[袁紹]らは全く動く気配はなく、

[孫堅]ら勇将達はいたたまれない思いをするのです。




このエピソードの注目点
「[呂布]と[劉備]達の戦い」



このドラマの見どころは、もちろん人間ドラマにもありますが、

決闘シーンや戦闘シーンが、ハリウッド映画に匹敵するほど迫力があり、

そして、中国の武術のような戦いになるのも、三国志らしい点。

きちんと[関羽]は“青龍偃月刀”、[張飛]は“蛇矛”、

[劉備]は“双剣”と、伝説ではありますが、

それに応じた熱い対決を見せるのが、また魅力的です。

まあ、[呂布]が三人相手に善戦できるほどの力を持っていたかは不明ですが、

創作のドラマですから、このくらいはやらないと、ですね。


注目の人物



[呂布 奉先]
?年〜198年

吹替:内田夕夜

このエピソードで、その圧倒的なる武人としての実力を見せる[呂布]。

『三国志』最強の武人とも言われる彼は、

ドラマでは比較的格好良いタイプの人物で描かれ、[貂蝉]との、

恋物語が中心で描かれます。

そのため、激しい決闘は彼の活躍から考えると少ない方ですが、

このエピソードでは激しく戦います。

[劉備]にも[董卓]には惜しいほどの武人と言われるのですが、

この後の運命は皮肉とも言えましょうか。

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三国志 Three Kingdoms 第6話  「孫堅、玉璽を得る」
三国志 Three Kingdoms 第6話 「孫堅、玉璽を得る」

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